言葉も上手になり自分の気持ちもしっかり伝えられ
保育園ママからもちらほら習い事について聞くようになりました。
我が家のポンくん(長男)はHSC繊細くん
(HSCとは、Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)の略で、「ひといちばい敏感な子ども」という概念です)
「習い事を始める時期は早ければ早い方がよい!」とは聞くけれど新しい環境での刺激や人に見られる・実力を試されるようなことが大の苦手。
幼児期のHSCにとって最大の刺激は「変化」だというのに習い事などできるのか。。
「変化を負担に感じさせない」習い事はないのかと考え、たどり着いた初めての習い事について紹介します。
・幼児期の人気習い事とは!?
・3歳から習い事を始める?必要なの?
・【体験談】HSC繊細くんの「失敗しない」習い事の選び方
・月謝の算出方法
・習い事は〇〇を伸ばすチャンス!
幼児期の人気習い事とは!?
学研による2022年9月調査による幼児期人気習い事ランキングでは
1位 水泳
2位 英会話
3位 体操教室
4位 通信教育
5位 学校のための塾
小学校入学前に、習い事をしている子どもの割合は、全体平均で56.1%。半数以上の子どもは就学前に何らかの習い事をしています。
※学研教育総合研究所 幼児白書Web版(2022年9月調査)より
3歳から習い事を始める?必要なの?
3歳、まだ幼いわが子に習い事は必要か、まだ早いのではと心配になってしまいますよね。
3歳ってどんな時期なのか心と身体知っておきましょう。
3歳児の身体(運動能力の発達)
3歳になると走ったり飛び跳ねたりバランスよく上手にでき運動能力が発達してきます。指先の動きも器用になり、すべての指を必要用途に応じて使い分け小さなものを掴んだり、クレヨン等で上手に直線や絵を描くことができるようになります。ブロックなど細かな遊びも好むようになる時期ですね。2歳のときはただ持つだけだった道具も「どうやって使うものか」を大人の真似をすることで理解していきます。ママのお化粧用品から真似をする姿も見られますね。
3歳児の「こころ」(想像力、感受性の発達)
3歳という時期は、想像力が大きく発達しはじめる時期だと言われます。好きな動物、憧れの職業やキャラクターなどのマネをしてごっこ遊びがより豊かになったり、実際にないものをあるかのよう見立てる空想遊びもできるように。
ルールや規則を理解できたり、自分以外の周りの人に対する思いやりや関心が高くなるのもこの時期です。
3歳から習い事を始めるメリット
新しい物事に触れると脳が刺激され、脳の働きが活発化するドーパミンの分泌量が増加します。人間の脳の基礎は5歳までにほとんど完成してしまうので、この時期のドキドキ、ワクワク体験は非常に重要。ドーパミンの分泌量の増加で脳によい刺激を受けると、思考力が高まり「脳の土台」をつくるのに最適な育脳時期だと言われています。
家族以外の大人と接したり、他の子どもたちと一緒に行動したりすることで、社会性や協調性が身につきます。子供の習い事を通じて親自身も同年代の子を持つ親とのコミュニティを持つことができます。
習い事では練習の積み重ねによってできるようになることが増え、その度に達成感を得て自信がもてるようになってきます。何か一つ自分の中で得意なこと、頑張ったことがあると心に余裕ができ自己肯定感を高められます。
【体験談】HSC繊細くんの「失敗しない」習い事の選び方
ここで我が家のポンくん(3歳HSC)のはじめての習い事をどんな基準で選んだのか。
実体験を元にご紹介します。
子どもの性格をよく観察すること
身体を動かすのが好きな子、じっくり集中して遊ぶのが好きな子、友達とワイワイするのが好きな子、さまざまなタイプの子がいます。
我が家の場合、ポンくんはHSC(繊細くん)子
HSCはその特性から、親の顔色を伺いながら返事をしてしまうことが少なくありません。
「〇〇君がやっているよ!やってみたらいいのに」
「ピアノが弾けたほうがいいよ。」
と親のこうなってほしい願望として伝わらない声がけを意識しました。
できないことを補ったり、克服させたりするために習い事をするのではなく、
「できるところを伸ばす」といった部分に焦点を当てて選ぶのがおすすめです。
まずは、ポンくんの「好き」や「得意なこと」に着目し、「楽しい!できる!」の経験を積み重ねて「自己肯定感」を育むことを目指しました。
やめてもいいという選択肢も与える
HSCに限らず、子どもにどのような習い事が合っているかは、やってみないとわからないものですよね。
「せっかく〇〇買ったのに」「入会金払ったのに」と辞めさせないプレッシャーをかけるのではなく、
親自身が「合わなかったら、また次を探せばいい」という前向きな気持ちが大切です。
親の気持ちもよく察知するHSCにとって「前向きな気持ち」が伝わると安心して習い事に挑戦できますね。
一人でできる習い事
周囲の刺激を敏感に受けやすいHSCは、大人数での習い事より、1人で落ち着いてできるものがおすすめです。
習い事の中には、勝ち負けが決まるものや、グループの中で優劣がつきやすいものが多くありますが傷つきやすく繊細な気質のHSCには、勝ち負けにこだわらない習い事がおすすめです。
お友達の「できる・できない」を気にせず自分のペースでできる負担が少ないものを意識しました。
ポンくんは
・一人でできる
・安心する場所(自宅)
・好き・得意
3点がそろった通信教育(英語)をはじめました!
おじいちゃんおばあちゃんから孫へのプレゼントとしてリクエストするのもおすすめです。
月謝の算出方法
習い事を始めるうえで懸念されるのが月謝代です。
きょうだいがいる場合は一人分だけではなくなるので何万もの出費、慎重に決めなければいけないポイントになります。
子供の習い事の月謝調査ではこのような金額が出ています。
スイミング:6,776円
学習塾:19,080円
英語・英会話:7,623円
ピアノ:5,400円
書道・習字:2,604円
サッカー:3,596円
珠算・そろばん:2,926円
運動教室:2,465円
出典:「SUKU×SUKU 子どもの習い事の月謝調査」(子どもに習い事を経験させたことのある保護者1008人、2021年インターネット調査)
適切な教育費の割合は年収の10〜15%だと言われています。世帯年収600万であれば、月5万円が目安。そこから、お子さんの通う幼稚園や保育園、小学校にかかる費用を引いた金額が習い事にかけられる費用の目安になります。一度、計算してみましょう。
<適切な習い事費の算出方法>
A:適切な教育費の金額
B:習い事にかけられる総額
C:子ども1人に対しての習い事費
世帯年収合計金額×(0.1〜0.15)=A
A−子どもの学校費=B
B÷子どもの人数=C
習い事は〇〇を伸ばすチャンス!
幼稚園や保育園、学校ではたくさんの刺激があって疲弊しますよね。でも自分に合ったものを選べる「習い事」は、こどもの長所を伸ばすチャンスです。
親の理想を押し付けず、続けることにこだわらないで自己肯定感を伸ばすサポートをしていきましょう。